恐るべしバス王国九州

東京や大阪の人には馴染みはないですが、実は日本最大のバス会社は大手私鉄の西日本鉄道です。
鉄道事業もさることながら、3500台のバスと6000人の従業員で福岡県内にバス路線網を張り巡らせています。
また福岡県内は西鉄単独で、九州各県へはそれぞれのバス会社と共同運航している高速バスは、高速道路網の整備とともに都市間交通としてめざましく台頭してきました。
さらに近年では路線バスは100円区間、高速バスでは1000円、1500円、2000円と大幅な値下げに踏み切って料金を分かりやすくした上に、減収分は増発による輸送力増強でカバーすることでさらに便利になり…と西鉄の攻勢はとどまることを知りません。

今日も西鉄のバスターミナルがある渡辺通りでは、路線バス以上に「長崎」「大分」「熊本」などと行先の書かれた高速バスに遭遇します(笑)
それもそのはず、ほとんどの都市においてJR特急よりも多い本数を確保。
熊本便に至っては10分おき・1日100往復と路線バスも蒼ざめるほどの本数を運行しています。
天神バスターミナルには1日1600本の高速バスが発着するのだとか。


居住性はどうよ?
西鉄の場合、大まかに分けると天神〜小倉などの1時間圏は4列シートでトイレなし、天神〜熊本・大分などの2時間圏は4列シートでトイレ付、天神〜宮崎・鹿児島といった長距離便では3列シートでトイレ付、さらに飲み物や毛布のサービスなど夜行バスに匹敵する装備を備えています(夜行便もあるくらいだから当然か)
なお観光路線である天神〜長崎便は3列シートと優遇されています。
(大分・佐世保便も一部3列シート車あり)

座席はリクライニングシートなのでJRの特急列車並の快適さです。
ただ路線別に趣向を凝らしているJR九州の新型特急と比べると、どの路線も画一的で面白くないと思うかもしれませんが。

また道中おなかがすきそうなときは、あらかじめバスターミナルの売店で食料調達。
コンビニ並に品揃がよいので、車内で軽食をつまみながら旅行するのにちょうどいいと思います。
最近では駅弁、空弁に続いて「バス弁」も登場…バス先進国ならではですね(笑)


金券ショップで回数券をバラ買いする
天神界隈の金券ショップでは回数券を正規の往復割引の片道分より少し安い値段で販売しているところが多いです。
また往復分…つまり2枚同時に買うと片道分よりは少しだけ安くなるところもあります。
金券ショップ独自の往復割引、というとこでしょうか(笑)
バスは元々安い上に、回数券になると往復乗車券よりもかなり安くなるので金券ショップも強気の価格設定をしているところが多いようです。
頻繁に使うか二人で往復利用なら、普通に4枚綴りの回数券を買ったほうが安いかと思います(苦笑)


バスカード・よかネットカードが利用できる高速バス路線がある
小倉〜天神・福岡空港間、また天神〜熊本間のうち西鉄運行便ではバスカードやよかネットカードが使えます
(九産交運行便ではTO熊カードが使えます)
5750円分利用できるバスカード5000円券は金券ショップで4950円くらいで売っているので、16%くらい余分に使えることを考えると往復乗車券よりもお得なことが多いです。
普段からバスを利用する人なら頭に入れておいて損はないと思います。
なお小倉〜天神間の車内でもバスカードを販売しています、1100円分使える1000円は置いてないので即1割引、という虫のいいことはできませんがw


バスツアーならさらに安い!
http://www.hankyu-travel.com/koj/sp/fukbus/fukuokabus.index.html
不景気を反映してか日帰りバスツアーが人気ですが、上記のようにバスのみ、片道利用もOKなものも増えてきました。
鹿児島〜福岡間片道3000円というのは高速バス桜島号で3900円(金券ショップ相場)と比べたらかなり安いです。
18きっぷなら2300円ですが、肥薩線回りでは何時間かかることやらw
まぁ普通の観光バスでしょうから4列シートでトイレなし、というのは仕方がないですが。
行きはバスツアー、帰りは桜島号の夜行便でのんびり帰るのもいいかもしれません。


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