船旅へのいざない  >メリット  >デメリット  >お得に利用する

自分は鉄道、高速バス、飛行機など、さまざまな交通手段を利用して遠征してますが、
その中でも特にオススメしたいのがフェリーでの旅です。
フェリーというと修学旅行で2等船室にすし詰めにされて、船酔いに雑魚寝で寝ることすらできなかったという思い出もあるかと思いますが…(それは自分かwww)
乗る時期や部屋を選べばどの交通手段よりも快適に移動できます。

特に一晩で目的地に到着できる関西と九州を結ぶ航路は昔から需要があり、現在でも

これだけのフェリー会社があり、北九州からなら往復で1万円くらいで関西とを往復できます。
飛行機や新幹線の半値以下ですね^^
旅行会社の広告でも伊勢参りや京都観光など、フェリー利用プランで1万円のパックツアーが多数掲載されています。
USJへもパスポート込みで15000円以内で行けます。大阪南港からバスや高速艇も出ていてアクセスも抜群です。

フェリーのメリットは安いだけではありません。

完全に横になって寝ることができる
フェリーでは2等寝台以上はベッド、一番安い2等室は絨毯敷きの大部屋利用となります。
2等の場合毛布は部屋に用意されているか、ない場合はだいたい1枚50〜100円で借りられるので必要な分だけ借りましょう。
(自分は背が低いので1枚の毛布を二つ折りにして挟まれるようにして入り、掛敷兼用としています)
枕は箱型のものが荷物棚に備えてあります。

個室やら寝台やら座敷やらと、プライバシーの差こそあれますが2等でも確実に横になって寝ることができます。
夜行バスや夜行快速は確かに安いですが、座席で寝ることになり決して快適とは言えません。
寝台列車もありますが、寝台料金が6300円と高く貧乏遠征には向いていません。
(指定料金やグリーン料金追加で乗れるカーペットカーもあるが、連結している列車は少ない)

女性でどこの誰かと知らぬ者と同じ部屋で寝るのが嫌なら、追加料金で寝台や個室を利用できます。
また2等大部屋の一部を女性専用室としている航路もあります。
盗難が心配なら貴重品はフロントに預けることもできます。
自分は貧乏なので2等しか利用したことがないwwwですが、キモヲタなので襲われることもなくw特にトラブルに遭遇したことはありません。
夜行バスや夜行快速を利用したことがある人ならフェリーでも心配なく過ごせるかと思います。
貧乏遠征なら2等の大部屋で雑魚寝で充分です、浮いたお金でまた遠征しる(笑)


金を積めば積むほど豪華な旅ができる
フェリーにはその大きな船体を生かして多彩な船室が用意されています。
安く上げるなら2等大部屋で雑魚寝か2等寝台、家族やグループなら1等の4人部屋、カプール水入らずならシティホテル並の特等室と、金を出せば出すほど豪華な部屋で過ごすことができます。
特等クラスならJRの豪華寝台特急よりも豪華です。
最近では特等や1等でも一人用個室や、2等寝台にもカプセルホテルタイプが増えつつあり、一人旅でも気兼ねなく利用できるようになってきました。
個室には鍵もかけられるので、特に窮屈な夜行バスを愛用している女性の方におすすめです。

タイトルでは「金を積めば…」とありますがそれは一番安い2等室と比べての話。
2等寝台クラスでも夜行バスよりやや安く、1等はJRの寝台特急のB寝台、特等でもA寝台ほどの金額で利用できるので、同じ金を出すならフェリーのほうが相当快適に旅行できると断言できます!


広い風呂にゆっくりつかることができる
ライブやイベントで盛り上がって目一杯汗をかいた後や夏場だとどうしてもゆっくり風呂につかりたいと思うことも多々ありますが、フェリーには「展望大浴場」があります。
もっとも展望のほうは曇ってて外に何があるかすら分からない状態ですが(^^;;;お風呂のほうは広いです、体目一杯伸ばせるなんて自宅でも無理ですからね。
列車ならごく一部の寝台車でもシャワー、しかも有料で時間は限られるのでこの勝負もフェリーの完勝です!
なお浴室内にはボディシャンプーとシャンプーは用意されてることが多いので、タオルだけは自前で用意しましょう。

また船内には充分な数の洗面台があるので、目的地前に髪や化粧を整えるのも楽です。


ゆっくり食事ができる

長距離便にはカフェテリア形式のレストランがあるので食いっぱぐれることもありません(笑)
陸上よりもちょっと高い気がするのはしょうがないかな。

でも瀬戸内航路ならどの航路でもそれなりにおいしくてボリュームもあるので(1000円あれば充分満足できるほど食べられます)、レストランで食べるのも楽しみの一つであります。
だから最近増えつつある、レストランがない合理化船は勘弁してほしいッス。
一応テーブルと冷凍食品の自販機はあるんだけど、小倉〜東京間の2晩全部冷食&カップラーメンという生活は体に悪そうなんでやりたくないですwww

貧乏遠征時にはカップラーメンもまたいいのですが、船内で買うと値段は陸上の倍。
だから陸上で買い込むだけ買いこんで、お湯だけ拝借というのもありかと思います(笑)


さまざまな娯楽施設がある

フェリー内には長旅で退屈しないようにいろいろな娯楽施設があります。
ロビーや各個室、2等の大部屋にも1台はTVがあり、船上でも受信できる衛星放送なら見ることができます。
また長距離便になるとシアタールームやカラオケルームがあったり、ちょっとしたショーやアトラクションを行っている船もあります。

また船内にはゲームコーナーもあります。
さすがに最新鋭機種、というわけにはいきませんが格闘物あり脱衣麻雀ありwとそれなりに楽しめるはずです。


侮りがたし短距離フェリー
九州と四国の間を陸路で行こうとすると、車だとしまなみ海道、列車だと瀬戸大橋経由で非常に遠回りです。
しかしフェリーだと小倉〜松山、別府〜八幡浜、臼杵〜八幡浜と愛媛、高知両方に行くのに便利な航路が揃っています。
特に八幡浜とを結ぶフェリーは2時間ほどの航海で1000円台と格安で、さらに過当すぎるほどの値引き合戦を展開中で2〜3割引で利用できます。

深夜便もあるので時間が有効に使え、別府〜八幡浜間は5:00まで船内休憩できるサービス、上陸後も別府観光港には8時まで利用できる休憩室があるので格安の宿代わりにも使えます(笑)
九州へ行くときには18きっぷよりも楽で、中九州へ行きやすいのもメリット。

ライブ遠征で四国へ渡ることは少ないですが、希少なチャンスだからこそ確実に行きたいところです。
この他にも青森〜函館、関西〜四国、中国〜四国の各都市を結ぶフェリーにも深夜便の設定があり、宿代わりに使えます。



…といいことづくめのフェリーですが、デメリットも少なからずあります。

中心街への便が悪い
フェリーが発着する港は市街地から離れている場合が多いです。
車なら高速のインターチェンジと直結していることも多いのでそんなに不便には感じませんが、徒歩利用では不便な場合が多いです。
だから一般に認知度が低く、マイナーなんだろうな(苦笑)

もっとも徒歩利用者への足は一応確保されているところが多いです。
大阪や神戸ではニュートラムや連絡バスがありますし、西大分港もJR駅の目の前です。
公共交通手段がバスだけの新門司へも、フェリー会社が小倉・門司から無料送迎バスを運行しているので積極的に利用しましょう 。

どうしても時間がないときはタクシーのお世話になりますが、門司駅〜新門司港で2000円、函館港〜函館駅で1500円ほどかかるので、せっかくケチって船旅にした意味がなくなります(苦笑)

他に交通手段がないときには使わざるを得ませんが、そのときにもなるべく相乗りしましょう。
自分は青森港〜青森駅で老夫婦に便乗させてもらったことがあります。しかもタクシー代を全部出してもらったのでウマー(爆)

また港の近くにはコンビニなど商店がない場合も多いです。
フェリーターミナルにも船内にも売店はありますが、夜中は閉まっていたり運良く開いていても品数はたかが知れてしかも割高なので、船内のレストランは高くてちょっと…という人は事前に食料の準備もしたいところです。


出発には余裕を持つべし

港が遠い他にフェリーが利用しにくい点として、「出港時刻にターミナルに着いても、乗ることは不可能」という点が挙げられます。
なぜなら出港時刻になると船は錨を上げて港を出て行ってしまうからです(笑)
フェリーは遅れた乗客を待ってはくれませんw

さらに長距離フェリーに乗るときは徒歩客でも乗船者の名前や住所を書いて…と乗船手続きをしなければいけないところがほとんど。
出港直前になると乗船カウンターには長蛇の列ができるので、手続きにも時間がかかってしまいます。
…ということで余分を見て出港30分前には乗船カウンターへ到着したいところ。
中心街からの移動にこの30分がプラスされ、ライブ帰りには険しい壁として立ちはだかります(>_<)

また2等大部屋での場所確保は早い者勝ちなので、特に混雑時は早めに行って自分の寝床は確保したいところ。
前述の連絡バスなら出港に合わせて運転されるので乗り遅れることはないし、さらに車内に乗船手続き用紙も備えているので予め車内で書いておけば手続きにかかる時間も多少は減らせます。


やることがなくなる
一度船に乗ると乗り換えなしで目的地へ行けるのは楽です。
でも楽すぎて何もすることがなくなります(苦笑)

一晩だけで済む瀬戸内航路なら飯食って風呂入って寝ればそれだけで時間が過ぎていきます。
途中来島・瀬戸・明石と3つも橋の下をくぐるので甲板からそれを見るだけでもイベントになります(笑)

北海道や沖縄航路などでは丸一日船の中で過ごさなければいけないので暇ですw
しかも冬場の外海は揺れるので、船酔いした日には悪い思い出として後々まで残るかもしれません(^^;;;
移動だけで1日潰れる18きっぷでの長旅と同様に、せっかちな人には無駄な時間を過ごしているように見えるでしょう。

そういう人のために前述した娯楽施設が充実してはいるのですが…、
暇を潰すのにもお金がかかってしまうわけで、普段は読まない本などを持って行くのも手かなぁ。

自分は携帯を持ってからは移動中はメールしてますが、陸から離れすぎると電波も届かなくなるので…(>_<)
そうなってしまうと時刻表を広げて旅のプランニングをしてたりしてます、やっぱり俺鉄ちゃんだわ(爆)

時には普段の忙しさから解放されて、ぼーっと過ごすのもいいかもしれません(笑)

…と利用しにくい点もありますが、快適さとコストパフォーマンスの高さでは間違いなく最強のフェリーの旅。
次の遠征ではワンナイトクルージングを体験しませんか?…と煽ってみるテスト(笑)

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